今週最も読まれた5本のアイデアブックを紹介します。どんな記事が多く読まれているかを知ると、多くの人が求めているデザインや建築がわかるかもしれません。是非今週のベスト5アイデアブックをチェックしてみて下さい
住宅を建てる際に重要なのは何だろうか?周辺の環境は家を建てる際に向き合わなくてはいけない重要な要素だろう。それは好都合なものばかりでなく、あまり好ましくないものもある。だが、そのために快適な家づくりを諦めなくてはいけないのだろうか。建築家の後藤武は好ましくない環境の要素を、建物の魅力に変えてしまう特別な住宅を建てている。
各土地にはその風土に適した建物が建てられてきた。豪雪地域には雪に対応する建物が建てられ、夏の暑さが厳しい地域には暑さを和らげる建物が建てられていた。しかし現代化が進むにつれて、こうした土地に合わせた建物も失われつつある。おそらく、その例外となる場所はないだろう。そこで取り上げたいのは建築家、西和人が沖縄に建てた家「木の下のマテリアル」。それは現代的でありながらも、土地の風土を意識したものとなっている。
人目を引く建物が最近では増えてきている。それは独別な形や空間を持ち、普通とは違う外観が強い印象を与える。だが、それは単なる外見だけなのだろうか。建築事務所「アトリエKUKKA」が建てたのは他とは違う家。それはただ違うだけでなく、従来の枠組を越えるような生活を可能にしてくれる。
建築家が自分の家を建てるとしたら、どのようなものになるのだろうか。建築家、佐藤重徳は自らの家を建てる際に、「繋がり」を意識して建物を建てている。それは心地よい空間を生み出し、建物の外に広がる世界と繋がるものとなっている。
都市での生活というと、頭に浮かぶのは密集する住宅。そこには多くの問題がある。中でもプライバシーの守りにくさは、その筆頭に挙げられるだろう。通りから丸見えになるような家では、落ち着いた生活を送ることができない。だが窓を減らしてしまえば、光や風を感じることができなくなってしまう。ではプライバシーを守りつつ、開放的な空間を持った家はできないのだろうか。こうした問題に取り組んだのは、建築事務所「ALTS DESIGN OFFICE」。彼らは「草津の家」で、その問題に応えている。