リビングと並んで人が集まる場所であるダイニングは、家族みんなが心から食事を楽しみ、くつろげる空間にしたいですね。またお客様が来られた時も、食事やワインとダイニングエリアにいる時間は意外と長いのではないでしょうか。今回は、ダイニングエリアをもっと素敵にするための6つのポイントをご紹介します。少しの気配りで、お部屋の印象が大きく変わり、おしゃれな空間を演出できることでしょう。
家具というのは滅多に買い換えることのないものですね。好みのスタイルは時とともに変わるものなので、家具に飽きてしまうことももちろんあります。食堂の家具は最低でもテーブルと家族の人数分の椅子が必要です。そのため、他の家具に比べても買い換えるのが大変ですね。だからこそ、家具選びは慎重に。ATELIER Mが設計したこちらのお宅は、クライアントのご夫妻は、プライベートな部分よりも人を迎える空間にこだわられたそうです。インテリアのテーマは良いものを長く使い、自然に古びて行く物の美しさ、心地よさ」。このちらの家具も、シンプルですが永遠に愛されるようなデザインですね。ダイニングの家具は装飾性の高いものより、シンプルでタイムレスなものを選ぶのがお勧めです。
こちらのお部屋も比較的シンプルですが、色々なスタイルが共存しており、一味違った趣です。天井の照明器具は、自然の枝の形をそのまま取り入れたナチュラルなものですが、食卓と緑のビードロ張りの椅子はクラシカルなもの、向かって両脇にある椅子はインダストリアルなデザインですね。このように違ったスタイルの家具を取り入れわざとミスマッチにするのもお洒落で素敵です。その場合は、「シンプル」など一つテーマを決めてインテリアをコーディネートするとミスマッチな中にも調和が生まれるはずです。
人の集まる部屋には是非、アートを置いてみましょう。こちらのダイニングルームは黒が多めのインテリアで、引き締まった印象です。黄色い壁に置かれた絵や、ガラスケースのオブジェも空間をオリジナルなものに仕上げています。このくらい大きめの絵だとインパクトもありますね。小さな絵をいくつも並べてみてもいいですし、場所に余裕があるのなら、素敵なオブジェを置いてみてもいいですね。お客様がお越しの際話題となるようなものや、思い出の品など、是非色々取り入れてみましょう。
熊本市の建築家THE MAKER’S&UNITED SPACE ARCHITECTが設計したNORTH SHORE HOUSEのダイニングは、自然の光と、部屋の照明で大変明るい空間になっています。食卓はやはり明るいイメージにしたいので、照明は少し多目なくらいでも良いのでは。照明の種類は、居心地のいい空間を演出するために、直接照明でも暖色系のものが良いでしょう。
さらにお勧めのアイテムはラグ。このようなテキスタイルは面積が広いため、空間の印象を大きく左右します。白を基調にコーディネートされたこちらのダイニングはモダンな印象ですが、明るい色のラグがともすれば冷たくなりがちなモダンな空間に温かみを添えています。ランチョンマットも同系色に揃えられ、楽しい雰囲気のお部屋ですね。
澤山乃莉子DESIGN&ASSOCIATES LTD. が提案するこちらのお部屋は日本の工芸品を洋室に取り入れたエクレクティックなデザイン。テーブルの上にはテーブルランナーやキャンドルホルダー、が並び、とても華やかな食卓ですね。食卓のデコレーションを少し追加するだけでも、素敵な空間が演出できます。テーブルランナーやキャンドルは特に取り入れやすいので一度試されてみてはいかがでしょうか。