特別な形の家が生み出す特別な生活「段床三角ボイドの家」

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
段床三角ボイドの家, 宮武淳夫建築+アルファ設計 宮武淳夫建築+アルファ設計 에클레틱 아이방
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家の形について、どんなものを思い浮かべるでしょうか?多くの人は四角の形を思い浮かべるかもしれません。ですが、それ以外の形のものも建てられます。家の形が四角でなければ、その中の空間も特別な形になります。そして他の家では見られないような特別な空間になるのです。そこで紹介したいのは地形や周辺環境を考えて特別な形になった家です。家にはどのような空間が広がっているか、早速見てみることにしましょう。

変形した敷地に建つ家

今回紹介する家を手がけたのは宮武淳夫建築+アルファ設計。家は京都の長岡市にある住宅街に建てられました。その敷地は少し特別な形状をしています。それは2つの通りが交わる場所にあります。通りが交わる角のところは他の所有者のものになっているため敷地は3角形の先端が無い形になっています。そんな変形した敷地を有効に活用する家が考えられました。

周辺環境に対応した家の外観

このような変形敷地に建てられたのは木造2階建ての家。それはV字型になっており、一部が内側に凹んだ形をしています。V字型となる箇所の向かい側にあるのは隣の敷地に伸びる大きなクスの木。そのため大木がまるで家に食い込んでいるように見えるかもしれません。また、このような外観からは、家が周辺環境に対応させたものであることがわかるでしょう。

三角形の吹き抜け

家の中にあるのは広々とした空間。そこには天井の高い吹き抜けが広がっています。そんな吹き抜けには大きな特徴があります。それは形と構造。形は変形敷地に建つ家らしく、3角形になっています。このような吹抜けにあるのは大きな窓。そこはV字型の凹み部分にあたるため、隣の土地に植えられたクスの木が眺められるようになっています。そして借景として家の庭のように緑を楽しむことができるのです。

段床で緩やかに繋がる空間

一方吹き抜けの構造で特徴となるのは段床と呼ばれるもの。それはフロアを階段状に重ねるもので、家の中を天井や床で隔てずに緩やかな繋がりを持たせています。そんな段床が吹抜けの周りに設けられています。それらのフロアは吹き抜けとの間に壁を設けておらず、空間が繋がる形になります。そして圧倒的な広がりや開放感を感じさせるのです。

空間の繋がりが生み出す家族の繋がり

ですが吹き抜けや段床はただ開放感が感じさせるだけではありません。それらは仕切りを作らない空間構成を可能にします。そのため家の中には空間の繋がりが生まれています。吹抜けに立てば、他の部屋の様子を眺めることができます。そして家の中にいる家族の姿を見ることができるでしょう。もし直接見えない場所にいても、その気配を感じることができます。そして常に家族の繋がりを意識することができるのです。

特別な形の家が生み出す特別な生活

変形した敷地に建つ本住宅ですが、その特殊な形はここでは上手く活用されて特別な空間が生み出しています。隣の土地に植えられた大きな木を借景として組み込み、緑を楽しむことができます。そして三角形の吹き抜けでは広がりや繋がりを感じさせます。このように、本住宅では他の家では感じられないような特別の空間を作りだし、ここでしかできない生活を可能にするのです。

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