階段は上下階をつなぐという単純な機能以上の存在です。階段はサイズや材質、形状が異なる様々なスタイルがあり、独創性のあるデザインによって家の装飾的なハイライトとなる可能性さえあります。
今回は魅力的な14の階段を紹介します。それぞれユニークなデザインかつ際立つスタイルの階段ばかり。これらの階段を取り入れたらあなたの家を根本的に変えてしまうかもしれません!さっそく見ていきましょう。
セメントのなめらかな表面を折って作ったような繊細でミニマルな階段です。大きな開口部と白い石を敷き詰めた石庭、そして効果的な照明が幅の狭い階段室を印象的に見せています。
こちらは狭いスペースにおすすめの軽やかな印象のキャンティレバー構造の階段。木材の踏み板が暖かく居心地のいい雰囲気を作っています。
ガラス製の透明な手すりは圧迫感ゼロなので狭い家や階段室にスペースを取れない場合に最適です。手すりの存在感がない分、踏み板のデザインにこだわるのもいいかもしれません。
キャンティレバー構造が不可能な家の場合は階段の蹴りこみがないデザインにするだけでも軽やかな印象となり、狭さによる窮屈感を軽減できます。視線や光が抜けるので階段室の明るさを維持できる効果もあります。
こちらは家の隅に配置された幅の狭い階段。かなり省スペースなデザインながら、むしろそれがスタイルとなっており、とてもおしゃれで魅力的です!階段下のスペースには小さなテーブルとランプを置いて装飾的要素もプラス。
白からライトベージュの色調で統一されたエレガントで明るいインテリア。階段は石材ですが視線が抜けるデザインで、石材にありがちな重々しさを感じさせません。小さい家で石材の階段を作りたい場合は明るい色や軽やかなデザインを意識してください!
もし可能なら小さい家では開口部のそばに階段を配置するのがベストです。上下階を結ぶ階段室の壁が開口部ならより多くの光を取り入れることができ、階段自体の存在感も軽いものとなります。もちろんこちらのような光を遮らない階段デザインを選んでくださいね。
螺旋階段は垂直に伸びていくため小さい家でも貴重なスペースを消耗しません。しかもこちらのようなモダンで洗練されたデザインなら家のハイライトとして機能します。他のインテリア要素はミニマルにまとめて螺旋の美しさを強調してください!
メキシコの建築家によるデザインです。
家の住人に小さな子どもや高齢者がいないのなら手すりなしの階段デザインもあり。壁からまっすぐ伸びたラインのようなミニマルなデザインは狭いスペースにぴったりです。ただ、落下事故には十分気をつけてください。
こちらの住宅はエントランスホールに階段を設置し、そこにインナーガーデンを合わせて印象的なスペースとして演出しています。ゆったりとしたラインの階段が余裕を感じさせ、吹き抜けや大きな開口部、そして生き生きとした緑がリゾート風の雰囲気を作っています。
小さい家の階段デザインで大切なことはインテリアに統一感をもたせることです。例えばこちらの住宅はモノトーンでまとめたモダンで都会的なインテリア。もちろん階段デザインもモノトーンの直線的なデザインで、室内の他の要素ともよく調和しています。
無骨で重量感のある金属要素がインダストリアルスタイルの特徴。小さい家で取り入れるのは少しリスキーですが、階段ならそれも可能です。黒い金属の構造と木材の踏み板というインダストリアルスタイルでは定番のデザインながら、ガラスの手すりや開口部のそばに配置するなどで重量感を払拭。小さい家でインダストリアルスタイルに挑戦したい時におすすめの階段デザインです。
白、グレー、ベージュで構成された中間色インテリアのお手本のようなこちらの住宅。中間色でまとめると小さい家や幅の狭い空間でも明るく居心地の良さを感じさせます。ナチュラルな色味の木材の踏み板がソフトで優しい雰囲気。
階段は上下階を直結させなければいけないというルールはありません。こちらのように階段のワンステップを低く設定し踊り場を広く取ると、室内をゆったりとした余裕のある雰囲気に見せることができます。小さい家では難しいかもしれませんが、踊り場に椅子と小さなサイドテーブルを置くなどラウンジ風に活用するとスペースを無駄にしません!