花柄の壁紙は、住まいに取り入れ易く、また好印象で人気の高いモチーフの一つです。以前は、女性らしいクラシカルな印象が強くありましたが、最近のフラワーモチーフのデザインは、モダンなものが多くあります。選ぶデザインや取り入れ方次第で、上品な印象からスタイリッシュな演出まで様々です。今回は、花柄壁紙でつくるお洒落な部屋をご紹介していきます。
花柄の壁紙は大胆にインパクトのあるものを選ぶ事で、スタイリッシュな印象に仕上がります。小さなフラワーモチーフは上品で女性らしい印象に仕上がりますが、大柄はアクセントとリズム感を空間に生み出してくれます。こちらはロンドンのインテリアコーディネーターPIXERSが手がける部屋。こちらのように、あまりうるさくなりすぎないように色のトーンを床に合わせたり、色味にあった家具や雑貨選びが大切です。
こちらではあわせて「壁紙の種類とそれぞれの特徴まとめ」を紹介しています。
花柄の壁紙のお部屋は、女性らしいクラシカルな印象や甘めのインテリアコーディネートに偏りがちですが、モノクロ柄を選ぶ事でシックでスタイリッシュなお部屋に仕上がります。こちらの様にさらにインテリアをモノトーンやホワイトで統一すると、フラワーモチーフを使用しても辛めの都会的な印象を演出することができます。
大胆ではっきりしたフラワーモチーフよりも、淡いぼかしを用いて明るい花を表現した壁紙は、全体に淡い色調なので全面使いでもインテリアや家具に馴染みやすいメリットがあります。また、大きなオープンスペースやリビングなどに使ってみてはどうでしょうか?写真のように、柔らかいフォルムの椅子や上品な流線型の長椅子を合わせると、柔らかさと上品さを表現し、ゆったりとくつろげる空間をつくり出します。
花の壁紙は、場所を選ばず住まいに取り入れ易く好印象を与えてくれるので、人気の高いモチーフの一つです。部分的なワンポイントとして大きく取り入れても素敵なアクセントとして効果を発揮してくれます。ポイントとなるフラワーモチーフのデザインや色は、全体的なインテリアのカラーと雰囲気を考慮しながらポイントカラーとして取り入れたい色味を選ぶと、より効果的です。
熱帯植物やヴィヴィットなグリーンの印象の強いフラワーモチーフの壁紙は、今流行のボタニカルインテリアのお部屋にもしっくり馴染みます。まるで空気清浄機のような役割もしてくれるような生き生きとした植物モチーフが配置されたお部屋は清々しい印象に仕上がります。写真のような大胆でインパクトのある花柄は、一面だけに使用するといいでしょう。
フラワーモチーフの柄の構図を活かして壁に使用することで、空間の印象を大きく左右する大胆なリズム感をつくることができます。写真のように、上部にフラワーモチーフが描かれたウォールペーパーは、上方から下方のソファへと視線が大きく動き、空間を広く感じさせる効果も期待できます。多くの花柄壁紙はパターン模様が多いので、リズム感を加えたい場合は、ウォールステッカーなどを一緒に多用しても良いでしょう。