健康法として日本でも長く愛されるサウナ。高温の熱風が苦手という人もいると思いますが、サウナには様々な嬉しい効果があります。美肌効果やデトックス、不眠症の緩和、またリラックス効果もありますね。木の香りを感じるサウナ、公衆浴場を思わせるタイル使い、または高級感を演出したシックなサウナなど、最近ではそのサウナの内装も多岐にわたります。今回は、そんな家庭用サウナのための内装アイデアをご紹介します。
こちらはドイツの高級サウナERDMANNのサウナの内装です。最近、家庭用サウナの内装でも、天然石や御影石などを木と組み合わせ内装デザインされているものをよく見かけます。天然石を組み合わせることで、リラクゼーションだけではなく高級感も一緒に演出できます。また、このサウナで面白い点は、紫系のボトムライトアップで、まるで宙に浮いているかのように演出されたサウナの椅子。使い勝手も重要ですが、細かいデザインへのこだわりがサウナ室内をワンランク上の洗練された空間に変えます。
家庭用サウナの内装ならば、やはりライティングとその材質にもこだわってみましょう。こちらは、白と赤のタイル模様のウォールライティングを木の内装と組み合わせた家庭用サウナの内装です。内装の壁両側の背もたれにも上下ライトが仕込まれ、ドラマティックながら明るい雰囲気を演出しています。サウナ室内にもこういった間接照明と色を組み合わせたデコレーションは大切です。
こちらは東京の江口智行建築設計事務所が手がけるMAKINOHARAのスパです。このように天井、壁、床、サウナ室内は木で演出してみてはどうでしょうか。サウナ発祥の地、フィンランドでは家族が日常的にリフレッシュ目的に利用するだけでなく、サウナをおもてなしの空間として活用したりします。フィンランドの様に、サウナの持つ機能を充分に味わい楽しむには、やはりサウナキャビンの内外装は「木」がおススメです。木肌や香りや木の優しさやぬくもりをもたらします。また木材は、サウナ内に熱を均一に取り入れ、サウナ浴の際に生じる湿度を短時間で吸収する性質があるため空気をまろやかにします。
こちらはドイツのHELO GMBHが手がけるサウナ内装です。このスチーム用サウナ内装の椅子と天井は、まるで一体化したかのように白い滑らかな曲線で仕上げられています。床はシックで濃い色目の木材フローリング。サウナの掃除も簡単で現代的なデザインサウナに仕上がっています。
懐かしい日本の公衆浴場やトルコのスパを連想させるタイル使いのサウナの内装はいかがでしょうか?こちらは、ロシアのインテリアデザイナーARTSTYLEが紹介する家庭用サウナ兼シャワールーム。このように円形の室内と天井全てを小さめのタイルでデコレーションしすることで愛らしさと、また同時にタイルをモノトーンで色で2、3色に絞ることでミニマルでシックな雰囲気にも仕上げています。
こちらはドイツのオンラインショップGARTENHAUS2000 GMBHで取り扱われているお庭に設置できるサウナです。丸みを帯びた愛らしい外見、サウナの後にリラックスして休めるスペース。可愛らしだけではなく、このサウナは菌および害虫に対する自然抵抗性があり、パイン材で作られたサウナの外観は、経年と共にスモーキー臭やコーヒーのような暗褐色にかわり、時間と共に使い込まれた素敵なサウナに変わります。