第一印象を決める玄関のインテリアの実例10選

Manami Sakaguchi Manami Sakaguchi
鎌倉の家 旗竿敷地に建つ中庭のある家, エトウゴウ建築設計室 エトウゴウ建築設計室 아시아스타일 복도, 현관 & 계단
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空間として占める割合は小さくても、住まいの中で大きな意味をもつ玄関。玄関というものが広く一般的に設けられるようになったのは明治以降のことです。日本独特の文化として靴を脱ぐという住まい方がありますが、欧米では靴を脱ぐという習慣がないので玄関がない住宅も多いです。我々日本人はこの動作によって外の空間から中の空間に入るということを意味します。靴を脱いで家に上がることができるのは限られた訪問者だけなのです。また玄関は単に外と内をつなぐ場所だけでなく、住まいの第一印象を決める重要な役割をもっています。今回はそんな玄関の素敵なインテリアを紹介したいと思います。

共に心地よいと感じられる空間

築39年の住宅にもう後30年快適に暮らすことをコンセプトに、兵庫県を拠点に活動する(株)ハウスインフォがリフォームを手掛けました。和を感じさせる素敵な空間です。欄間の透かし彫りが美しい右側の開口部は、夜になるとリビングからもれる光が欄間や障子を通り、玄関に美しい光と影の芸術が浮かび上がります。玄関には住む人、訪れる人、共に心地よいと感じられる空間が必要です。

写真:中村写真工房

光が差し込む玄関

こちらは東京を拠点に活動するエトウゴウ建築設計室が手掛けた住宅の玄関です。旗竿敷地に建つこちらの住宅は周辺の変化に左右されない安定した環境を確保するために、建物の中央に中庭を設けられました。その中庭が玄関からも見ることができます。外から帰ってきて中庭で遊ぶ子供たちなど、中庭を通して家族の気配が感じられるようになっています。また中庭があることで、明るい光が差し込む玄関となっていますね。

シャビーシックな玄関

こちらは大阪を拠点に活動するATELIER Mが手掛けたシャビーシックな住宅の玄関です。shabbyとは「ぼろぼろな、みすぼらしい」というあまり良い意味ではないですが、シックと合わせて使うことによって意味が変わり「味があり、品や優雅さがある」という表現になります。今人気の大人かわいいインテリアスタイルです。そんなインテリアをとりいれた玄関です。玄関の扉が味のある空間を演出しています。

中庭と繋がる玄関

こちらは東京を拠点に活動する株式会社 央建築設計事務所が手掛けた、滋賀県長浜市に建つ住宅の玄関ホールです。右のドアが玄関戸で左側に中庭があります。その中庭とは繋がっており土足のまま外に出ることができます。階段の奥の壁はステンドグラスからの光で明るくなっています。柱や梁そのものを白い壁に表すことで構造体をデザインとしても活用されています。

優しい色彩の天然石の壁

こちらは長野県を拠点に活動するLIFE環境デザイン一級建築士事務所が手掛けた住宅の玄関です。日当たり良く、綺麗な芝生のある土地において周辺景観とのバランスを第一に考えられた住宅の室内デザインは、クライアントさんのお気に入りの家具や照明器具に合わせて、床や壁の石の素材を選ばれました。玄関を入ると、優しい木の空間と優しい色彩の天然石が出迎えてくれます。素敵な照明と天然石の壁がマッチした柔らかい雰囲気のある玄関ですね。

変わらない空間をつくる

沖縄県うるま市に建つこちらの住宅は、沖縄県を拠点に活動するARMS DESIGNが手掛けました。黒い床に黒い天井のエントランスホールの先にはシンボルツリーを植えたライトコートがあります。天井の高さを抑えることで奥行きを感じられる空間となっています。外から帰ってきて中に入った時にほっとするのは見慣れた景色があり、変わらない空間がそこにあるからだと思います。そんな空間をつくるのが玄関の役割でもあります。

人が集まる玄関

こちらは大阪を拠点に活動する建築設計事務所SAI工房が手掛けた住宅の玄関です。玄関からは反対側の風景まで一直線に続く廊下の落ち着いた青色の綺麗な壁と、室内庭にある木を見ることができます。地域の方々と繋がり、人間関係を築いていけるような住まいのあり方を想像され、どこからでも人が集まり、座れるように敷地全体にウッドデッキがある住宅を設計されました。それは玄関前でも同じです。靴を脱いで上がる必要がなく、気軽に腰掛けておしゃべりできるスペースがあります。玄関は中でいて外のようなあいまいな領域です

吹き抜けの玄関ホール

こちらは東京を拠点に活動するTERAJIMA ARCHITECTSが手掛けたオリエンタルモダンなリゾートのような住宅の玄関ホールです。3層吹き抜けとなったこちらは光あふれる空間となっています。そして家の中にいてもクライアントさんの好きな愛車を眺められるようになっています。

飾らない美しさ

市街地を離れ水田と雑木林が隣接している敷地で、まだ自然の残る場所にあるこちらの住宅は茨城県を拠点に活動する稲吉建築企画室が手掛けました。クライアントさんは自然環境に溶けた暮らし方をしたいと望まれ、素材の経年変化を楽しむために加工や仕上げをなるべく無くされました。裸のままの電球や木の柱、白いカーテンからもれる光がふんわりとした雰囲気をつくり、必要以上に飾らない自然の美しさがある玄関となっています。

新しいものと古いもの

こちらは千葉県を拠点に活動する木の家設計室 アトリエ椿がリノベーションを手掛けた築80年の木造平屋住宅です。またその隣には新しく2階建ての住宅を設計されました。新築棟はシンプルな木の家ですが一部取り壊した既存部の梁を移築して古い家の記憶を繋いでいます。古民家棟のこちらの玄関は新しい木の明るい色と、年月を感じさせる濃い色の木が合わさって、ほっとする落ち着きのある空間となっています。

写真撮影:畑 拓

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