掃除のしやすい住まいの作り方

掃除がしにくい住まいとは、段差や部屋の間仕切りが多い間取りです。段差の隅や仕切りにはホコリがたまりやすく完全に綺麗にならないのが問題です。例えば、こちらのような大きく繋がったLDKの間取りは移動しやすいので綺麗にし易くホコリを取り残すことがありません。またLDKが見渡せる視覚的広さがあるので常に整頓された空間をつくりやすくなります。

写真：谷川ヒロシ

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掃除のしやすい住まいは、収納もきちんと考えられています。収納を考える際は、スペースの過不足だけでなく物の出し入れのしやすさも重視しましょう。物が取りにくい、収めにくい収納の場合、手間がかかり収納場所自体を活用しなくなりやすいため家の中も散らかり易くなります。こちらの住まいは大きな土間空間をつくることで、玄関かつ見せる収納空間として機能し整理整頓しやすいのが特徴です。

ロフトは憧れの空間ですが、実は収納用として使うには不便な面もあります。昇降や出し入れが大変なので利用度が低くなるばかりか掃除機が入りずらくホコリが溜まり易くなります。掃除のしやすさという面で言えば煩わしい場所とも言えるでしょう。住まいにロフトを設置するかどうかは、設置前に計画的に考えておいた方が良いでしょう。

【ロフトについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ロフトで住まいをより便利に！その賢い使い方とは

住まいの中でも清潔感を保ちたい一番の場所として、キッチンが挙がります。特に油が飛び跳ねやすい壁やキッチンカウンター、シンクは汚れや傷が目立ちにくいものを選びたいです。例えば、システムキッチンは冷蔵庫や電子レンジなど家電機器の色とも相性がいい白が清潔感があり人気です。しかし、台所はどうしても油や食材で汚れます。白よりもこちらのような落ち着いた色味を加えたほうが、汚れやくすみが目立たないのでケアし易くなるでしょう。

掃除の中で一番大変なのは、高いところです。高いところは台や梯子を使ったりしなければならないこともあり、安全面でも心配な点があります。高所の掃除では、ほこりが舞い落ちてくることもあるので服装や空調にも配慮が必要です。高い天井や大きな吹き抜けは明るく開放感があり人気ですが、高い場所にある窓拭きや照明のホコリ取りは大変です。柄の長いハンディモップを用意して置き小まめにホコリ取をしておくと良いでしょう。

床は濃い色だとほこりが目立ちやすくなります。こちらのダイニングのように白っぽい方がほこりが目立たず部屋全体の印象も明るくなります。一方で、あまり白すぎる色を選んでしまうと床に落ちている髪の毛が目に付きやすくなるので色選びには注意しましょう。

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